直接買いたい

ヤマボウシ

早いもので、2月がもう終わりそうです。
この間「年明けた」なんて思っていた気がするのですが…。
とは言え実家のヤマボウシの花芽はまだ固そうです。

ところで今、不動産業者が仲介をせず、個人の方同士が直接不動産を売買したいというご相談を立て続けに2件いただいています。
個人間での直接のお取引はものすごく珍しいわけではありませんが、さほど頻度の高いご依頼でもない(と思います)ので、全くつながりのない別方面から同じタイミングでご相談いただいたときは驚きました。


通常司法書士が不動産売買の登記のご依頼を受ける際は、不動産業者が仲介しているケースがほとんどです。
売主、買主の希望や条件のすり合わせ、契約の締結、代金の決済の段取りは仲介している不動産業者が行い、私たち司法書士は代金決済の場で初めて当事者の方と会い、本人確認や登記書類の預かりを行うことが多いです。

しかし、その業者がいない場合、当事者の意見のすり合わせ等から全て直接自分たちでやらなければなりません。
今回は売買契約書作成から始まったのですが、作っていると様々な問題が噴出しました。
 ・代金決済はいつにするか
 ・固定資産税や賃料収入はどのように分けるか
 ・隣地との境界は明確か
 ・中古物件の不具合が出た場合は、売主はどこまで補償するか
等々、他人同士が不動産を売買しようとするといくらでも出てきます。
高額のお金が動くことですから適当にすればいいやという訳にはいきません。
基本的にほとんどの条件や希望は、売主買主間で自由に決めることができます。
しかし、今回は不動産の売買に慣れていない方が当事者ということもあり、「普通はどうなっているのか?」と聞かれることが多かったです。
とは言え、私も契約の段階から不動産取引に関わった経験が少なく、初めて直面する話に不動産業者用の資料や不動産売買関連の本を手繰りながら都度調べてのお話となりました。

実際の案件を担当すると、それぞれの事情があるため雛形どおりの契約という訳にはいかず、取りまとめる不動産屋さんの世界を垣間見ることができたように思います。
単に登記だけを担当するのとは違い、当事者間では何が気にかかるのか、何に気を使うべきなのかということを見ながら契約前から引き渡しまでを知ることができたのは、とても良い経験になりました。

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