飛び込んできた裁判手続

梅雨ですね。
最近はすぐ天気が悪くなり、気づくとどしゃ降りなんてことも多いです。
ですが、晴れていれば晴れていたで暑い。
扱いにくい季節です。
そして暑くなるにつけ、なぜかダンゴムシがよく事務所にやってきます。
お隣に立派な植込みがあるからなのか何なのか、とにかく扉の隙間から時々入ってくるのです。
たまにどうやって来れたのかと思うようなところから現れて驚かせてくれます。
見つけるとコロコロと転がして外に逃がしますが、そんなに来なくてもいいのになあ。

だんごむし…写真はアレなので絵です


ちょっと前ですが、事務所に飛び込みでお客様がみえました。
「訴状を作ってほしい」というご相談でした。
開口一番そう言われましたので、とにかくお話を伺いますということで詳しい話をお聞きしたのですが、これが一筋縄ではいきませんでした。
時系列を整理し、各当事者が言ったこと・知っていることを逐一確認し、ようやく何が起こっているのか判明したのが2時間弱経過した頃でした。
証拠が少なく、正直どこまで勝訴の見込みがあるものか不透明でしたが、「訴状は専門家に手伝ってもらったらと裁判所に言われた。訴訟自体は自力でやってみるので、是非訴状だけでもお願いしたい」と仰られたので、お引き受けすることにしました。
とはいえ、私は過払金請求以外の訴状を実際作成した経験があまりなく、おまけに訴えの内容が売買だとかお金の貸し借りといった典型的なケースではなかったため、山のような参考図書と格闘しながらずいぶん苦心して仕上げることになりました。
出来上がった訴状はご本人にお渡しして、細かく内容を解説して、この仕事は完了となりました。
感謝していただきましたが、訴訟の進行はご本人が自分でやっていくことになるため、これが勝訴か敗訴か、はたまた和解になったのか定かではありません。

ところで、今回の件で私がすごいと感じたのは、裁判所手続や法律について全く知識のない方が、「とにかく何とかしたい」と思って裁判所に行き、自力で手続を進めていたことでした。(この方は、この訴訟の前段階として支払督促という裁判所手続もやっていました)
もちろん専門家に頼む場合の費用の問題があるだとか、ご本人に説明した裁判所の書記官の方が懇切丁寧だった、という理由があったからだとは思います。
ただ、裁判を受ける権利というものは憲法でどんな人にも保障されているわけですから、それが本来あるべき姿のような気がするのです。
まだまだ裁判所ってすごく敷居の高いものという認識があると思いますが(正直私もそういう印象が残っています)、専門家でなくても気軽に利用できる機関であってほしいです。
私は、気軽に使うために、法律知識という部分で行き詰った時に手助けができたらいいと思っています。
今回のお客様にとって、私の作った訴状が少しでもお手伝いになっていれば嬉しいです。
ところで、今回の訴状を作るにあたり、何人かの方にアドバイスを求めたり、長々とご相談をさせてもらったりと色々助けていただきました。
多分このブログは読んでいないと思いますが、改めてこの場で感謝です。
ありがとうございました!!

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