あなたの会社は大丈夫ですか?

昨日の続きです。

亡くなった方が取締役になっているままなのに気付いた後、そのほかの役員を確認すると、皆さん任期がとっくに過ぎています!

これはいけない、と役員を選任しなければいけないことを説明すると、今までの役員をそのまま継続して選任し、新しく別の人を取締役にするつもりはないとのこと。
3名いる取締役のうち死亡したお父様を除くと、取締役は2名になるということになります。
じゃあ2名にしましょうか、とふと登記情報を見ると「取締役会設置会社」の文字。

取締役会を設置した会社には、取締役3名以上が必須です。
取締役を2名にしたいのであれば、取締役会を廃止するしかありません(廃止してしまえば、取締役は1名(以上)で大丈夫です)。
ところが、取締役会をなくすには、株式の譲渡を制限する規定(簡単に言えば、会社の承認なしに勝手に株を贈与したり売買したりできないようにする規定)がなければいけません。
こちらの会社はその規定もありませんでした。
そのため、株式の譲渡制限規定も新しく定款に盛り込み、登記することになりました。

整理するとこういうことになります。
①亡くなった方の取締役退任
      ↓
②追加で新しく選任しないので取締役が2名になる
      ↓
③取締役が2名でも良いように取締役会を廃止する
      ↓
④取締役会廃止のために株式の譲渡制限の規定を新しく設ける

元はと言えば、①の登記だけのはずだったのですが、芋づる式に抜本的に会社の定款や登記内容を変えることになりました。
私も想定外でしたが、お客様も想定外で、説明をしたときは驚かれていました。

会社を経営している皆様、自分の会社の登記簿を確認してみたことありますか?
当たり前ですが経営が第一ですので、なかなか登記の事までは頭が回らないと思いますが、たまには確認してみると良いかもしれません。
特に会社にとって重要な方が亡くなった今回のようなケースでは是非確認すべきです。
また、会社の登記は、原則義務となっており、怠ると過料の対象になります。
今回のお客様も、知らないうちに任期が満了してしまっており、結果的に登記を怠ったことになってしまいました。
今のままでいいのかわからない、ご自分で管理がどうにも難しいという場合は、是非司法書士にお尋ねくださいね。

コメント


認証コード1417

コメントは管理者の承認後に表示されます。