相続未了問題

瑞穂市役所


五月も最終週です。
もう今から真夏日になる日も出てきていますが、基本的に過ごしやすい気候でありがたいです。
エアコンの要らない生活を今のうちに満喫したいと思っています。



先日不動産屋さんから相談を受けました。
明治のころに所有者としての登記がされ、以後そのまま今に至る土地があるのだが、今回その土地を購入したいという内容でした。
当然土地の登記簿上所有者は亡くなっているでしょうから、その相続人に現在の所有者として相続登記をしてもらい、その相続人から購入するという形をとるしかないのですが、如何せん昔のこと過ぎてその相続人がどこにいるのか、何人いるのか見当もつきません。
普通の土地であれば誰かが管理したり固定資産税を支払っていたりするものですが、今回対象の土地はわずかな面積しかなく、特段の管理も必要なかったり、固定資産税もかからない可能性が高いものでした。
つまり相続人と売買の交渉をしようにも取っ掛かりがなく、仮に見つかったとしても相続人全員が遺産分割協議をまとめて手続に協力してくれるかは全くの不透明という状態です。

なかなか難しい話ですねと唸っていると、ふと
「こういうのを簡単に手続する方法ってないものか」と聞かれました。
ん?簡単ってどういうことでしょうか。
「実質相続人はこの土地に関して相続を放棄しているような状態でしょう。」
そう思います。こんな土地が相続財産として存在していることすら知らないかもしれません。
「だったら、そういう不動産を例えば相続人の一人だけでどうにかその人の所有にする方法とかないんですか。こんなわずかな土地なわけですし。」
うーん…。それができたら楽なんですが…。

仮にその相続人(に限りませんが)が、その土地を自分のものだと認識して使っていたり、税金を払っていたり、管理を続けて長期間が経過していれば、時効による所有権取得が認められる可能性はあります。
裁判をして時効取得を認める判決がもらえれば、その人単独で所有権移転の登記を申請することができます。
ただし、そのためには長期に渡り自分が所有者として如何に占有してきたかを裁判所に対して証明しなければいけません。
誰も管理してきていない土地では、その証明は簡単なことではなく、恐らく判決を取るのは難しいでしょう。

長くなりましたので明日に続きます。

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