亡くなる順番②

昨日の続きです。

亡くなった息子さん、先妻さんを早くに亡くして後妻さんがいました。
後妻さんとの間に子供はいませんでしたが、その後妻さんも亡くなっていました。
順番で行くとこうです。
① 被相続人死亡
② 息子さん死亡
③ 後妻さん死亡
嫌な予感…。
というのも、①で発生した息子さんの相続権を、②の段階で後妻さんが相続することになります。妻ですから当然です。
そして③の段階で、後妻さんの相続人がさらにその相続権を受け継ぐことになります。
後妻さんの相続人…。
調べてみると、後妻さんは息子さんと再婚する前に別の方と結婚・離婚しており、その方との間に子供がいました。
この子供が後妻さんの相続人になります。
この段階で今回の手続は難航するかも、と覚悟しました。
後妻さんの相続人と今回の被相続人とは一滴も血が繋がっていないわけです。
しかも後妻さんが再婚したのは、子供たちが成人して結婚した後。
もちろん親子間の関係性にもよりますが、「全然知らない家の手続になんで私が!?」となっても不思議ではないと思いました。

ところでこれ、亡くなる順番が一つでも違っていればこういうことにはなりませんでした。
被相続人より前に息子さんが亡くなっていたら、代襲相続で息子さんの子供(被相続人の孫)には相続権が行きますが、息子の妻には権利はありません。
また、息子さんより後妻さんの方が先に亡くなっていたら、やっぱり息子さんの子供に相続権が行くだけです。
亡くなる順番は誰かが操作することができない以上、息子さんが亡くなる前に手続してれば、せめて後妻さんが亡くなる前に何とかしてれば、とちょっと歯がゆい思いをしました。
不動産の名義変更は、義務ではありませんが、こういう事態を避けるためにも、是非早めにやることをお勧めします。

後日談
後妻さんの相続人からは案外すんなりと印鑑をもらえたと報告をいただきました。
お話の分かる方だったのか、説得の仕方が上手かったのか、その場にいなかったので私には分かりませんが、良かったー、と思わず声をあげてしまいました。

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