遺言のススメ

梅雨でスッキリしない日が多いですね。
近所のアジサイがきれいに咲いていて季節を感じます。
咲き終わる頃には、暑い夏が待っていそうです。

先日、公正証書遺言作成のお手伝いをさせていただきました。

少し前の新聞にもありましたが、近年遺言書を作られる方が増えているそうです。
かつては一部の資産家が作るものというイメージがあったようですが、終活という言葉が市民権を得てきて、遺言書を作るということが特別なことではなくなってきたのだと思います。

相続のトラブルは決して資産家だけが見舞われるものではありません。
残念ながら、この仕事をしているとそういう現場を目の当たりにすることもあります。
そして最近は家族構成の多様化が目立ちます。

紫陽花

子供がいなかったり、独身者(それも単に結婚しない人、離婚した人、事実婚の人、同性カップル、色々ですね)だったり、母子家庭・父子家庭だったり。

遺言書はトラブル防止の観点からも重要な役割がありますが、私は特に自分の死後に意思を表明できる手段という意味ですごく有益なものだと思っています。
似た物にエンディングノートというものもありますが、これは財産に関することを書いても法的拘束力がないことに注意です。
内容は、死後に関することや自分の希望だけではなく、意識不明なども含めて自分に万一のことがあった時に家族が困らないための情報や、自分の生きてきた記録など、人によって多岐にわたるようで、遺言書とは異なります。
今、本人が自分で遺言書を書くタイプの自筆証書遺言について、法務局で保管する制度などが政府で検討されているようです。
どんな制度になるのかまだ全容が見えませんが、より「悪用されにくく利用しやすい」制度になって、もっと遺言書のハードルが下がるといいなと思います。

後日、先述のお客様からご丁寧にお礼のはがきをいただきました。
「お願いしてよかったです」と書いてくださっていました。
司法書士の仕事は主に「手続のお手伝い」が多く、正直、成果は別の司法書士に依頼しても同じものが出来上がるかもしれません。
だからこそ、私にとっては過程やその後を含めて満足していただくことが大切で、いただいた言葉が本当に身に染みて嬉しく思いました。

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