相続放棄と不動産

子年なのでモルモット

明けましておめでとうございます。
秋ごろから公私であわただしい日が続いていると思ったら、あっという間に年を越してしまいました。
昨年を振り返る暇もありませんでしたが、今年1年良い年にしたいと思います。
今年は東京オリンピックですね。
特に現地で観戦できるわけでもないのですが、いつもオリンピック自体楽しく見ているので、今年は一層盛り上がるのかなと楽しみにしています。


昨年末頃から相続のご相談を立て続けにいただいています。
色々なケースがあるのですが、中には相続放棄をしたいという内容もあります。
ここで言う相続放棄というのは、相続人同士の協議で自分は何も受け継がないと決めることではありません。
自分が相続人になったと知ってから3か月以内に裁判所に相続放棄の申述書を提出して、裁判所がそれを受理することで相続人から外れる手続のことを指します。

「被相続人の借金が多く債務超過である」「被相続人や他の相続人と疎遠である」という理由で相続放棄を選択される方はいますが、時には、「処分しにくい不動産を受け継ぎたくない」等の理由により相続放棄をされる方もいます。

では相続放棄をするとどうなるのでしょうか。
被相続人Aに子供・親・兄弟がいる場合、子供が相続放棄をすると自動的にAの親に相続権が移ります。
Aの親が相続放棄をすると今度はAの兄弟が相続人になります。
Aの兄弟も皆相続放棄した場合は…相続人がいなくなります。

実は、相続財産に不動産がある場合は、注意が必要です。
相続放棄しても「次の相続人が管理できる状態になるまでは、放棄した相続人に管理義務が生じる」からです。
相続放棄しているのに、建物が倒壊したとか、雑草が伸び放題になったとか、不動産に関して何か問題があればその責任は問われるという状態になるのです。
相続財産が預貯金や証券のみの場合は、管理義務違反で訴えられる等のことは考えにくいですが、不動産の場合はかなり現実味があります。

長くなったので明日に続きます。

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